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2015.12.11 Friday

2008年 廃墟 三重県 白亜の迷宮 白石鉱山 03 完結編

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屋内へと入るとそこは白銀の世界。
舞い上がった石灰が壁中に貼り付いているので部屋一面が真っ白になっています。

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まるでこの空間だけ雪が降り積もっているかのように錯覚します。
他の場所では決して見る事の出来ない光景です。

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巨大な背骨のようなチェーンにも石灰が降り積もる。
影によって立体感が生まれ、まるでアート作品のようにも見えます。

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縦に長いこの部屋の天井の隅々まで石灰まみれ。
どうやらこの辺りは、当時、貯蔵庫として使われていた模様。納得です。
大規模で入り組んだ造りに真っ白に染まった空間、これこそが白亜の迷宮と呼ばれる所以です。

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部屋を出て進んでいくと・・・
これまた有名な景色がそこにあります。

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某廃墟本(と言ってもこれで本の名前出てますが笑)の表紙になった、
巨大なチューブがそこにあります。
僕もなんだかコレ、好きなんですよね。妙に存在感があって。

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様々な美しい姿を残していた白石鉱山も、自然崩壊はどんどん進んでいました。
ただでさえ危険な廃墟という空間。上を向いた釘が落ちている場所、
崩れる寸前の床、落ちてくる天井。

有名になるのと同時に、僕を含め様々な方が訪れた事と思います
かくいう僕も3度ほど訪れました。
そうこうしているうちに、コスプレイヤーの方の撮影ポイントとしても有名となり、
周りが見えず危険な夜間にはサバゲーが行われたり、
最終的には放火事件がおこります。

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僕が訪れた一年後に起きた放火事件により、
建物内に侵入できないように塀が作られ、某警備会社による警備も導入され
県外ナンバーの車が近寄るだけで警察が飛んでくるという厳戒態勢がとられる形になりました。
そんな流れもあり、最終的に解体という形で決着がついてしまったのでした。

ただただこの景色を写真としておさめられた事が自分にとって大変幸せであり
この場所に立つ事ができたリアルが自分にとっても本当に誇りです。

もう見られないのは寂しいですが、こうした形で少しでも多くの方の目に触れるようならば
幸せな事だと 僕は思います。

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2015.12.11 Friday

2008年 廃墟 三重県 白亜の迷宮 白石鉱山 02

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緑色をした機械が多いように思います。
この広い部屋に等間隔に並んだ3台のバランスが好きです。

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開けた空間 ここはどういう部屋だったのでしょうか。
上から何かを穴に入れて・・・下で何かする??全然そこらへんはわかりません('-')

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筒の親子 妙に存在感がありますね。

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錆びた看板。ここから名物その1のエリアへ入ります。

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実はこの鉱山 炭酸カルシウム(石灰)を生産しており、
ところどころに乾燥させる為の棚が大規模に備え付けられております。

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何棟にも何棟にも続く、棚。
間に立って上を見上げると、ただただ、圧倒されるばかりです。

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さらに奥へと進むと、また建物の中へと入って行きます。
こちらにも所々に棚が存在しています。

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建物の中に入ります。
この写真は割と気に入っていて、落ちた天井の破片が偶然
猫がこっちを見ているように見えませんか?^^

次回更新にて 白亜の迷宮と呼ばれる所以をご紹介致します。

Vol.03へ続く

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2015.12.08 Tuesday

2008年 廃墟 三重県 白亜の迷宮 白石鉱山 01

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白石鉱山
そこは世の廃墟好きの中では知らない人はいないと言っても過言ではない
とても有名な場所でした

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白亜の迷宮と呼ばれる所以、それは後ほどお伝えするとして
中へとお邪魔していきます。m(__)m

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鉄は錆び 人が離れてから幾年もの時が経っているのを自然に物語ります。

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この鉱山は全体で見るととても広いのです。
今回は順不同にアップしていくので実際訪れた事のある人にはちょっと違和感があるかも。
階段の出入り口から差し込む光が、スポットライトのように雰囲気を醸し出します。

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建物内は立体的に階段が交差し、
まるでダンジョンのような造りとなっております。

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上下左右 多岐にわたって伸びる梯子、階段。
エッシャーのだまし絵のようですね。

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床には再び錆びたネジの群れ。
何故人はただ”錆びている”というだけでなんとなく素敵に見えてしまうのか。
それとも僕だけでしょうか?笑  みすぼらしい様子。また、古めかしい様子。
シャビーな雰囲気なんて言葉もありますね。

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縦一線に続くトロッコの線路。
昔は右から左へと元気に滑っていたのでしょう。

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天井付近には大きな機械が。砕石?なんでしょう?
詳しい事はわかりませんが存在感はとっても◎です。

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開けた部屋。がらんどう。
窓から光が差し込みます。

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真っ白い床にひとつ。 真っ白な立方体。
ここだけはまるで美術館に来ているかのような気分にさせられてしまいました。

誰かが意図的に置いたのか、それとも元からあったのか。
廃墟撮影ではモノを動かさない、持ち帰らないが鉄則です。

vol.02へ続く


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2015.11.27 Friday

2009年 廃墟 静岡県 崩壊した巨大な未完ループ橋

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静岡県 伊豆のとある山中にその橋は存在していた。
道路そのものが途中で途切れ、崩落しているその姿は、
初めて見た時にものすごい衝撃を受けた事を良く覚えている。

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立ち入り禁止のバリケード。
意味があるようで意味がない。スカスカの状態だ。

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少し進んで振り返る。奥には伊豆の海が広々と広がっている。
いつも通りの景色の中、僕が立っている場所だけが違和感を感じさせる。

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先端からの風景。
本来は力強く繋がっていたはずのジョイント部分が、
崩落により片側だけとなり、虚空に奇麗なラインを浮かび上がらせている。

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先端から足下を望む。
見ての通りなかなかの高さがあり、落ちればただ事ではすまない事が見て取れる。



誰も訪れる事のない場所で息づいているのは、いつだって植物だけ。
繋がっている筈の欄干にぽっかり空いた穴からは何かがこちらを覗いていそう。



ギザギザ再び。
もともとこんなに隙間が空いているもんなんでしょうか?
真っ黒な線は、まるで地割れのように奥に伸びている。

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下に降りて崩落した道路の上に乗る。
青い空の下にある、二度と使われる事のないコンクリートの塊。
ただただ空しさを覚える光景だ。

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”落ちるな 落とすな”
当時工事中だった頃の名残がこんなところにも。
今となっては何やら感慨深いこの言葉。

もともとは背後にある山へ繋がっていく道を作る予定だったとのことだが
資金難により工事は中止、その後 地震により自然とこの光景が作り上げられたそうな。

今日もひっそり山の中。
崩れ落ちたループ橋は、静かにそこで眠っているのでしょう。


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2014.05.26 Monday

2009年 廃墟 静岡県 スポーツワールド 大型レジャー施設の末路

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2009年2月 雪のちらつく中、かじかむ手に息を当てつつ早朝から撮影に訪れた。
スポーツワールド・・・静岡県の廃墟の中でも屈指の知名度と迫力を誇っていた場所でした。
僕が訪れたこの時、巷では解体の噂が流れており・・・急いで撮影しに行った思い出が有る。

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入り口周辺の建物は荒れ果て、所々にグラフィティが施されている。
なにやらココまでわざわざ練習に来る人もいるとか、いないとか。そんな話を昔、聞いた気がします。

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入り口から進み、ブヨブヨと腐ったゴムの上を歩きながら目的の巨大スライダーを目指す。
プール内には淀んだ色の水が溜まっていた。

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今にも崩れ落ちそうな階段を登り、手前にあるスライダーの上に上がる。
眼下に見えるのは目的の3連スライダーだ。

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僕はこのスライダーを目の当たりにした時の感動を忘れません。
太い太いパイプたちがグネグネとねじ曲がり、蜷局を巻いて下まで伸びてきている。
それはまるで大蛇が長い眠りについているかのような錯覚すら覚える光景でした。

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空にはまだ月が出ています。この日は綺麗な半月。
ただただ寒い中、夜明けのプールサイドを、撮りたいものを撮るがために
アグレッシブに動き回っていたあの時の記憶が呼び覚まされます。

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こうして無事、全景を撮影することに成功したスポーツワールドも
僕が訪れて間もなく解体工事が始まるのでした。
1988年 バブル絶頂期に作られたこのレジャー施設も、当時はたった8年で営業不振に陥り、破産。
その後も色々再利用の話が持ち上がる事もあったが、最終的にはこういう形で終幕を迎えた。

現在は更地になっており、ここもまた今では見る事のできない風景となってしまった。
かつて人で賑わっていた場所ほど、このような結末になったあげく
記憶の彼方に忘れられていくという事実を考えると、どこか寂しくなるものです。

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2014.05.23 Friday

廃墟 愛知県 ミカワ座 ストリップ劇場の成れの果て

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「 ミカワ座 」 それは愛知県のとある温泉街にかつて存在していた、
ストリップ劇場の名前だ。
かつては夜な夜なめくるめく妖艶なステージが繰り広げられていたであろうこの場所も
僕が訪れた時にはもう廃墟と化し、時の過ぎ行くまま 朽ちてゆく姿を晒していた。

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ステージの上に登り、真っ赤なソファーの横で一枚。
このソファーの上にも、もしかしたら何か淫なエピソードが眠っているのかもしれない。
隅の椅子にかけられているのは衣装でしょうか。

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ステージからは客席全体を見渡す事が出来る。
T字になっている先端部分では様々なサービスポーズを披露して、
おひねりを貰ったりしていたのではないでしょうか。

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客席は割れた窓から入り込む雨風により木材の劣化が始まっている。
人間の手によって加工された木材が、徐々に自然の姿へと、風化していく光景だ。

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誰もいない客席というのは どこか寂しさすら感じる。
ストリップダンサーたちは、このような静かな中でリハーサルを行っていたのかも知れない。

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満員御礼の札がどこか悲しく見える。手作り感満載のステージ飾りは
今となっては時代を感じさせる貴重な存在。

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外からの様子 看板が外されてしまった今となっては、ただの倉庫にしか見えません。
一体誰が、かつてここで怪しく、華やかな、そして、艶めいたショーが行われていたと想像するでしょうか。

この温泉街周辺は廃墟がとても多く、かつて撮影を行っていた頃は僕もよく出没して
アグレッシブに撮り回っていたものです。

2014年現在に至っては、このミカワ座も取り壊され、まっさらな状態へと変貌を遂げました。
この風景を見る事も、今はもう叶いません。
そうそう味わう事の出来ない、ストリップ劇場の廃墟という貴重な存在も、
廃墟としてこの場に存在していたのは、案外一瞬だったのかもしれない。

タイミングと、この時期に廃墟の撮影をこの地ですることができた運命に感謝したいところだ。

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2014.05.10 Saturday

廃墟 静岡県 軍艦マンション 2009年



軍艦マンション。一体誰がその名を最初に付けたのか。
廃墟愛好家の中で噂になるその建物は、静岡県のとある町の中に確かに存在していた。
建物の全景が、まるで軍艦のように見える事からこの名が付けられた。

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建設途中で放棄された為、このような姿のまま取り残される事となった。

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その中には、天井に開いた穴から光がこぼれ落ち、
脚立を照らし出している とても美しい部屋が存在している。

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ぽっかりと空いた ドアが付けられるはずだった穴。
真っ暗な闇に吸い込まれそうな感覚に陥る。

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階段を上る途中、ガラスのない窓から見る空の青さと
冷たいコンクリートの対比にどこか寂しさを感じました。

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外にでると無数の鉄骨がむき出しになっている光景が眼につきます。

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僕がここで一番撮りたかったもの。
作り途中で残された鉄骨が、偶然にも十字架の形をしている。
建物の最上階にそびえ立つその姿は、まるで教会の屋根を連想させるかのようだった。

現在はまた新たに管理者の方がいて、工事が再開されたとか、されてないとか。
僕の友人が撮影に訪れた時には、その管理者の方からじきじきにご自由に撮影なさって下さいと、
声をかけてもらえたとか。 それもかれこれ5年以上前のお話。
状況が移り変わり、姿を変えていく。これもまたひとつの廃墟の形なのでしょうね。

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